リハビリデイサービスみどり

私たちは、利用者様に楽しんでもらって、一度でも笑って帰っていただくということを目標にしています。女性の利用者様が多いのですが、コミュニケーションに重点を置いて、 アットホームな雰囲気で過ごしていただきたいと思っています。利用者様のご希望やご様子もそれぞれだからこそ、その方に合わせた対応をさせていただけるようにスタッフ一同努力しています。

リハビリではマシントレーニングもあるのですが、グループ体操という皆で円になって身体を動かす体操に力を入れています。夏には盆踊りを取り入れた体操で、利用者様が知っている曲に合わせて身体を動かします。また、機能訓練指導員として柔道整復師がいますので、一人ひとりの身体のケアやリハビリとしてベッド上で機能訓練をしています。からだの揉みほぐしや運動の指導を行っていますが、運動が苦手な方もこの機能訓練の時間を楽しみに来てくれています。

近年では、お年よりを対象にした犯罪も多くあります。ご利用者様の被害の予防をさせていただけるよう、スタッフが振り込め詐欺の寸劇をして、笑ってもらいながらも、気をつけていただくよう呼びかけの活動をしています。こうした取り組みのなかで、気もちを引き締めてもらえたら、と思っています。またこうした日々の様子はみどり通信という毎月発行する新聞で、ご家族にもお知らせしています。写真を多めで、日々の出来事や誕生日のご紹介をしたり、今の時期は熱中症の予防も呼びかけています。利用者様やご家族に読んでいただくなかで、お役に立てればうれしいです。

お二人の方とのエピソードをご紹介したいと思うのですが。お一人は折り紙が好きな利用者様がいらっしゃいました。右半身が麻痺されていたのですが、左手だけで折り紙を折って、鞠を作り上げていました。とても綺麗だったので、スタッフが天井に鞠を飾ったら、喜んでくれて、天井に鞠の一列ができるまで、折り紙を折り続けてくれました。他の利用者様やスタッフが綺麗と喜ぶことをご本人も喜んでたくさん綺麗な鞠を作ってくれたことがうれしかったです。もうお一人は、もともと元気な方でしたが、ひざや腰の痛みが強い状態でいらっしゃいました。しかし、ここでリハビリを続けるなかで痛みが軽減されて、身体の動きも良くなって、外にどんどん出かけられるようになりました。そのうちに要介護認定で「自立」と判定され、元気になりすぎて、卒業された方がいらっしゃいました。卒業されたのは寂しいですが、リハビリデイサービスとしては有り難いことでした。私たちスタッフは、リハビリ以外の時間も楽しんでもらいたいと思っているので、ここに通いたいと思っていただけるような空気づくりを大切にしています。

利用者様はお話ししたい、運動したいなど、希望もそれぞれのため、その人その人に合わせた対応をさせていただけるようにと心がけています。毎月スタッフ全員のミーティングも行っていて、お互い遠慮せず、意見交換や研修といった勉強会も行い、知識の共有の場も設けています。スタッフから資格取得の希望があれば、対応させていただいています。大阪府からの援助のもとキャリアアップの取り組みも行っています。働きやすい環境づくりにも力を入れています。

スタッフ一同、皆様が楽しく笑顔で過ごせる施設を目指していますので、よろしくお願いします。見学も行っていますので、気軽に来てくださいね。