樹楽デイサービスみんなのわ

「樹楽デイサービス　みんなのわ」は、「認知症対応型」のデイサービス施設です。

介護福祉士や看護師などの専門職が介護や医療のプロとしての視点を持ちながらも、「人として向き合う」ことをコンセプトにしています。手厚い介護とおいしい食事やおやつに定評があり、24時間365日の運営をしています。

３人のご利用者様に対し１人のスタッフがお世話につく体制で、心安らぐ一日を過ごしていただいております。

利用者様おひとりおひとりに寄り添えるようにとの強い思いで「樹楽デイサービス　みんなのわ」は生まれました。 小さなNPO法人ですが、様々な経験のある20代から60代まで、各年代の専門知識を持った19名のスタッフが、それぞれの出来ることでベストを尽くせるように、日々活動しております。

月に2回、「樹楽デイサービス　みんなのわ」では、下肢筋力強化のための機能・歩行訓練の一環として、二人以上のスタッフが帯同し、ケーキ屋さんに行きます。

そこで、利用者様の好きなケーキを選んでもらうのです。 そのケーキをおやつにお召し上がりいただいている時、利用者様の表情が自然と笑顔になるんですね。 ご自身で選んで買ってきたものだからこそ、美味しく食べることができるのかもしれないと思うのです…

行事レクリエーションとして「夏祭り」を催したときも、利用者様の表情やお姿に、ふと気づかされたことがありました。

この日は利用者様のみならず、スタッフも全員浴衣を着てみんなで夏祭りを行ったのですが、普段は静かにお座りになっていることの多い方が、浴衣を着て帯を締められた途端、凛としたお姿で立っていらっしゃるのです。

これまでの利用者様の人生の中に、お着物をお召しになられていた時の記憶が重なって、凛とした立ち姿を見せてくださったのかもしれない…と感動いたしました。

ほんの小さな時のかけら… 「樹楽デイサービス　みんなのわ」では その一瞬一瞬の喜びの積み重ねを、出来るだけ利用者様に感じていただけるよう… そのケアを実践していけるような場所でありたいと思っております。

「樹楽デイサービス　みんなのわ」では、スタッフ全員が利用者様に対し、手厚いケアをできるよう、スタッフの働きやすい環境づくりにも力を入れております。キャリアパス制度を導入し、資格取得に向けた支援も行っております。

働きやすい環境を整えていくことは、個別ケアの難しさに真剣に向き合うことにも繋がります。「寄り添う」ことの実現にはスタッフひとりひとりの働きやすさがとても大切なことと考えております。

レクリエーションは集団で出来ること、個人でも出来ることなど様々な取り組みをしております。

座ったままできるボール運びなど、ゲーム仕立てにしたレクリエーションは集団で行い、 正看護師や機能訓練師が考え、利用者様に導いております。

個別レクでは大型制作物などに取り組みます。

昨年冬、色紙を使い、輪をつないで大きなクリスマスツリーを作りました。 牛乳パックで鳥居や賽銭箱を作ったこともあります。

利用者様への導きは、おひとりおひとりへのお声がけが大切なポイントです。

「昨日作ったピンク色の花がこちらにありますね」

「今日は○○さんはこれやってくださいね」

「では、次に〇〇さん、これやってみましょうか」

利用者様へのお声がけや動作の導きを重ねて、素晴らしい作品をみんなで仕上げることができるのです。

お預かりしているのはその方の人生であること

年を重ねられてきた、おひとりおひとりの生き方を思い、大事な時間をお預かりしているのだと…

スタッフ全員がその気持ちを忘れずに、日々ご利用者様に向き合えたらと思います。

※本ページに掲載しているご利用者様の写真は加工して掲載しております