デイサービスもんれーぶ

もともとは18年前に治療食の宅配サービスをはじめました。その当時、介護保険制度がはじまり、ご高齢者様にも需要があるのでは？と思ったことがきっかけです。食事をとれるようになると元気になる事を実感する半面で、お届けするだけでは足りない部分に気付きました。それは、みんなと一緒に楽しい食卓を囲むことです。独居の高齢者さまはもちろん、ご家族がいても日中独居の方が多く、昼食の準備が難しい方は多くいらっしゃいます。食事をとることで、生活リズムもよくなり、認知症の進み具合も遅くなるケースがあります。宅配サービスでは補いきれないもう一歩踏み込んだサービスを提供したいという思いからデイサービスもんれーぶはうまれました。「食べる」ということを忘れてしまう方もいらっしゃいます。例えば、細かく刻まないと食べられないという方の中には、ゆっくり食べるようにアドバイスすれば解消できる方もいるのです。言葉と行動を差し伸べて、今よりもよりよい食生活のお手伝いをしたいと考えています。

「自分が介護を必要としたときに通いたい」「自分の親を見るように接する」という事をスタッフ一同で心がけることが、利用者さまへのきめ細かいサービスに繋がると考えています。思いやりの気持ちをもって、「寄り添う気持ち」を大切にしようと伝えています。私たちの接し方によって利用者さまにも変化を感じています。もんれーぶの利用者さまには家族のような絆があります。幅広い介護度の利用者さまがいますが、助け合いながら利用者さまが過ごしやすい環境を作っています。話を合わせてくださったり、声をかけてくださったり、時には手を差し伸べてくださるシーンも見かけます。誰かの役に立つということが、いきがいにも繋がっているようにも感じます。コミュニケーションや社会との関わり合いの場としてもデイサービスを活用していただきたいと思います。

地域密着の定員10人の小さな事業所なので、「小さい事業所がいい」という利用者さまに大変ご好評いただいています。「今日も楽しかった」「ごはん美味しかったよ」「また来るのが楽しみ」という前向きなお声をいただくことが私たちも何より嬉しいです。 ご家族にもんれーぶで過ごしている様子をお伝えするために、毎日お写真をお渡ししています。ご利用者さまのアップの笑顔のお写真が多いのですが、一言添えてお渡しすると、様子がとてもよくわかるとご家族にもお喜びいただきます。送迎の時にその日の様子や体調についてもお話して、コミュニケーションを密にとるように気をつけております。 ケアマネージャー様から「もんれーぶさんに通うと、みなさま元気になりますね」とよくお声をいただきますが、おいしい食事はもちろん、笑顔が増えて、みなさまいきいき過ごしていらっしゃるからだと思います。デイサービスに毎日通っていたとしても、住み慣れたお家に帰れるということは高齢者さまにも、ご家族にとっても素晴らしいことだと思います。配食や介護サービスをうまく組み合わせて、在宅で過ごせるお手伝いができるようにお力添えしたいと考えています。