リハビリデイゆいいしばし

「利用者さまの日常生活の質を高める」ということを大切にしております。世の中が便利に進化したことで、日常生活だけでは筋力が衰えてしまい、運動をして筋力を補うことが不可欠になっています。例えば、布団を敷く、たたむ、押し入れにしまうという日常の動作で、上腕をきたえ、床から立ち上がる動作も含まれています。ベッドに慣れてしまうと、床から立ち上げる動作もできなくなってしまうケースがあります。自分でトイレに行けることを目標に、立ち上がり運動を一日２０回必ずプログラムに取り入れるなど、マシンを使ったトレーニング以前に、日常生活に必要な最低限の筋力を維持していただくことが健康寿命に繋がると考えています。

立位・座位、さまざまなトレーニングを用意しております。継続は力なり、という言葉もありますが、継続利用していただくことによって、生活リズムとして運動を取り入れると体力・筋力がつきます。事業所外のふれあいサロンで介護認定のない方へ体操を教える機会もあるのですが、同じ体操をしていただいても、キツイ…とお声をいただくこともあります。たまに運動するだけでは、なかなか体力を維持することは難しいのです。暑い季節は疲れがたまりやすい、寒い季節は古傷が傷むなど、季節によって体調も変化しますので、利用者さまの状態をみながら、無理なく最適なプランをたてて、安全な環境で安心して運動していただける体制を整えています。

しゃがめず、靴を履けなかった方がはけるようになった。椅子に座って立ち上がれない方がおひとりでたてるようになった。など、目に見える変化を感じられるとみなさまとてもお喜びになります。家にずっといると、筋肉や関節も固く、可動域が狭くなってしまいます。運動をすることで、可動域が広がるので、体の使い方も柔らかくなり、転びにくくなったとのお声もよくいただきます。 スタッフ一同、体操の号令など声を大きくはっきりだして明るい事業所づくりをこころがけており、利用者さま同士の輪ができるよう、架け橋となるようにお話を繋ぐことを意識しています。ぜひ多くの方に、明るい笑顔溢れるゆいいしばしの雰囲気をぜひ体験していただきたいと思います。