デイサービス雅

「ご利用者さまの個性を尊重し、その方らしく過ごしていただく」ということに重点をおいて接しています。それは、デイサービスに通ってくださるご利用者さまは、それぞれ、環境や背景が違う方ばかりだからです。わたしたちの施設は、少人数であるからこそ出来る、「かゆい所に手が届く気遣いやサービス」も自慢のひとつです。また、お一人で住んでいる方や、ご家族と住んでいる方でも、昼間はお一人でいらっしゃる方も多いので、とにかく会話をすることに重点をおいています。もちろん、スタッフだけではなく、ご利用者さま同士の交流もあり、故郷の話や、趣味の話など、いつも賑やかな雰囲気で過ごしていらっしゃいます。

午前中は、お一人ずつお風呂に入っていただきます。わたしたちのデイサービスは女性の方が多いということもあり、それ以外の方は、手作業を中心に過ごされています。最近では、七夕に向けて短冊の製作をしていますが、それ以外にも、脳トレとして、間違い探しや、算数の計算、家事作業の延長でタオルたたみなどをしていただいています。午後は、身体を動かす体操を中心に、ゲーム感覚で楽しめるボウリングや、大きい風船を使ってのバレーボールも人気です。わたしたちの施設は、古民家を改築しております。台所で昼食の調理をしているため、視覚だけではなく嗅覚にも刺激を受けることができます。食材は旬の物を使用し、食器も陶器ですので、目で見ても楽しめるよう工夫しています。また、ご利者さまの体調にあわせて、白米をおかゆに変更したりするなど、きめ細かい対応も可能です。ご利用者さまに人気があるのは、豆ごはんや、栗ご飯などの季節メニューの他、天ぷらやお肉も人気です。

わたしたちのデイサービスは、アットホームな雰囲気を大切にしているため、通ってくださるご利用者さまも、みなさん「第2の我が家」と思っていただいている方が多いです。そのため、施設に着いて「ただいま～」という声を聞くと、安心すると同時に大変うれしく思います。以前、ご利用者さまが、ご自宅で転倒し骨折されてしまったことがあります。病院からは完治するのに半年程かかると言われていたのですが、「雅に帰りたい！！」という強い思いで、半年の予定が3ヶ月で戻って来られた方がいらっしゃいました。もちろん先生もびっくりしていましたが、その方のお気持ちが本当にうれしかったです。また、ご家族からも「普段、家では見られない顔をしている」といったお声をいただけるのは、本当に嬉しい限りです。