寿玲（すみれ）

私どもの事業所は小さいけれども、介護保険で決まりがある中で、介護保険をご利用する方にそれ以上に親身になって、家族が困っていることにどこまで親身になって助けられるかということを一番大切にしています。そうすることで、本人だけでなく、家族を助けることにもなるのです。具体的には、送迎で利用者様をお送りする時、ドアまでではなく、鍵を開けて、中まで誘導する。といった本人の身になって助けることが出来る、細かいサービス、細かいケアをしています。上で申したように、介護保険でここまでやればいいという考えはありますが、家族の必要に応じて、「この日は預かってほしい。」というお願いにもなるべく答えたい、と思っています。また、現在は普通ですが、前から短時間の利用を許容していました。来てくださった利用者には、満足していただきたい。だから、一人ひとりの要望をきちんと聞き、実行する。それに加え、日常の生活のための運動能力と、運動の時間を提供しています。

ある利用者様のお話ですが、他のデイサービスから移ってきた人がいました。末期がんを患っていて余命が何ヶ月かで、認知症のある方でした。前のところでは認知症があるのでほとんど喋らないと言われていました。しかし、私どもの事業所では、声かけすると良く笑ってくれるようになったのです。家族も、信じられないくらい喋れるようになった、と感動し、前に不満たらたらだったのがうそのようだとおっしゃっていました。その方が亡くなった後も、「ありがとうございます。」と家族がお礼を言いに来てくださりました。このことで、私は介護の仕事をやっていることについて、とても自信を感じ、やってて良かったなと思った体験です。このように、利用者様を喜ばせるためにお話をしたり、声をかけたりと、それ以外でも私どもの職員の対応は本当に素晴らしいとアピールできます。

私どもの事業所は、小さい古民かを改築したものですので、家庭的な雰囲気でレクリエーションが充実しているのが好きな方にはおすすめです。また、一人暮らしの方や、日中は話さなくて認知症の傾向がある人などには、特に手厚いサービスが出来ると思います。

デイサービスにいらっしゃるまでは、心配や不安があるとは思いますけど、デイサービスに通いだすことで、メリハリのある新しい生活を望めると思いますので、躊躇している方にもその壁を乗り越えてデイサービスにいらしていただきたいです。