日生デイサービスセンターきずな赤羽台

認知症になると、他人の表情から気持ちを読み取る能力が低下してしまいます。しかし笑顔、つまり「相手が幸せか、幸せではないか」を読み取る能力は最後まで衰えていない事がわかってきました。介護する人が疲れていると、それを感じて不安になります。高齢者にとって最も身近な存在として、チーム内でどのような些細な事でも情報を共有しています。

「いつまでも今の家で暮らしたい」を実現します。専門的ケア：生活歴を基に根拠のある個別の活動を行う事で、自信が回復し、認知症の進行の緩和を目指します。ご家族支援：ご家庭訪問や「家庭通信」、送迎時の対応により、介護上のアドバイスも迅速に対応し、ご本人だけではなく、介護されているご家族の支援にも努めて参ります。自立支援：出来る事を見逃さず再び役割を取り戻すことで、本人らしさを発揮し自宅での生活に繋げます。なじみの地域への外出：地域への外出や買い物、行事へ積極的に参加します。

ご利用者様からのお言葉(80代女性) 「私、デイサービスに行くように言われて、始めは何で行かなければいけないのかと思ったの。実際来てみたら、職員の皆さんが明るくてあたたかい人たちで、笑顔で私に接してくれて、私はとても幸せだと思いました」と、１年前に感じた事をよく覚えております。皆様となじみの関係となり、友人が増え、他者への気遣いが出来るようになると、目が輝きおしゃれになりお化粧をして、洋服も自分で選ぶようになりました。出来る事が多くなって、他者に褒められることで自信を取り戻し、自分の役割が出来て、ますます生き生きとしてくるのです。

きずな赤羽台は、自宅の延長線上の様な雰囲気で、スタッフがご利用者のひとりひとりに気を配り、ちょっとした表情の変化に気づき、それに合わせたケアを行っています。認知症の方は、環境の変化で戸惑いやすく、感情は敏感でとても繊細です。介護する側の不適切な対応で、暴言・暴力へと変わっていくのです。重度な方でも、落ち着いて楽しみのある時間を過ごせるようになるには、回想法をふんだんに取り入れた専門的な個別ケアと個別のアクティビティの効果です。少人数の環境でスタッフが手厚く関わる事で、その人らしさを取り戻すことが出来ます。