つくばアカデミーデイサービスセンター

何よりも利用者様が笑顔で過ごしていただけるように、という気持ちを大切にしています。私たちつくばアカデミーデイサービスが考える３Rサービスというのがあり、①リハビリテーション「遊」②レクリエーション「楽」③リラクゼーション「癒」の３つのRを核にしています。リハビリテーションメニューとしては、理学療法士監修の元、専任のスポーツインストラクターがハツラツ健康塾やデュアルタスクを実施しています。レクリエーションメニューは、カラオケルームを設置し、様々なカルチャー教室も開催しています。リラクゼーションメニューは、大浴場での日替わりお風呂、マッサージチェア、足湯、エステティシャンによるエステとフットケア、またフリードリンクバーもご用意しています。このサービスの中から好きなものをお選びいただけます。このような中で、利用者様が笑顔で過ごす時間が増えることを願っています。

つくばアカデミーでは水中で身体を動かす「水治運動療法」を取り入れていることが大きな特徴だと思います。私たちは、スイミングスクールとデイサービスを運営しているのですが、スイミングスクールのコーチが水治運動療法の資格をとり、デイサービスで指導しています。水治運動では、「歩行の基本的な動き」「椅子に座ったり、立ったりの動き」「姿勢作り」等、日常動作での動きをしやすくするための運動があります。この訓練を通し、普段の歩行や動きを維持し、高めていくことを目的としています。利用者様で介護度が要介護３の方がいらしたのですが、水治運動を継続することで、要支援１まで軽減された方もいらっしゃいます。利用者様の皆様は水に入ることも楽しみにしてくれていて、生きがいとおっしゃる方もみえます。利用者様が喜んで訓練されていることがうれしく思います。

わたしたちは食事も大切にしていて、調理師の方の手づくりのものを提供しています。水治運動で体力を使うこともあるので、たくさん食べていただき、食事もおいしいとのお声をいただきます。食事は楽しみのひとつになるので、おいしく召し上がっていただけるのはうれしいです。また私たちは「この料理を食べよう」と最初にメニューを決め、その料理を作るために必要な野菜を植えて、育てる「ぽかぽか農園」という取り組みをしています。見たことも無い西洋の料理を設定することもありますが、こうした出来事がおうちでのご家族との話題にもなればと思っています。ここの菜園では、育てる野菜の担当者を決めて、手入れをしきっていただくようにしています。農家の方、菜園の経験がある方もいらっしゃるので、肥料をあげること、お水をあげることも、その方に任せます。自分で野菜を育てることにやりがいを感じていただけるようで、去年はこうだったから今年は・・・と新しい工夫が生まれたり、息子さんが農業をしているから相談してみた、と会話のきっかけになることが、わたしたちの喜びにもなります。

レクの種類が豊富なこともここの特徴だと思います。日本ヒューマンサポート本社がレクリエーションの予定を組み立てて、カルチャー教室をレクリエーションにしています。クラフト、書道教室、絵手紙教室 、園芸、ほかにもたくさんの活動を用意しています。ピアノの先生をやっている職員が、電子ピアノで唱歌、童謡を弾く「童謡教室」もあります。昔好きだった曲を弾くと、昔の事をよく覚えていらっしゃる利用者様が多いので、楽しみのひとつになっています。利用者様が忘れていたことがはっきりした、というお声もありました。また、外出も月に2回あります。アド街ックといって、美味しい料理を求めて外出するイベントでは、道の駅に行って道の駅の名物を皆で食べます。また、イッテ究というイベントでは、どこかに行ってなぞを解いてみよう、と楽しんでいます。利用者様からはお花見・買い物の時間が人気です。自由に行きたいところにいけない方もいらっしゃり、自分の手にとって自分の好きなものが買えるという機会をとても喜んでくださっています。定員がいっぱいだから行けない、というのがあっては寂しいので、定員は決めず、行きたい人は全員一緒に出かけています。グループ会社のマイクロバスを借りて30人ぐらいの利用者さんとお出かけすることもあります。利用者様の行きたいという気持ちを大切にさせていただけるようでありたいと思っています。こうした様子は毎月発行している広報誌でご家族にも紹介していて、ご安心いただいています。

つくばアカデミーでの水治運動療法でかんばっていただき、いつまでも自分の足で歩いて、いつまでも楽しみを持ってご自宅で生活していただきたいと思っています。皆様にお越しいただけたらうれしいです。