デイサービス真ごころ

利用者様が、その人らしく生活できることを尊重しております。自宅での生活に役立つような自立支援サポートを行なっており、機能訓練を軸としています。施設名の由来としては、もともと事業所の名前が「真ケア」という名前でしたので、真という字を絶対どこかに入れたいなと考えていました。地域の中では「真」という名前に愛着を感じていただけているというものもあり、後発のデイサービスに関してはまごころを込めてといった意味合いも含めて「デイサービス真ごころ」と施設名をつけました。始まりは小さな施設から始まっていますが、増築なども行ない、広くゆったりとした生活が可能になりました。皆がほがらかに、アットホームな雰囲気で過ごしていただける空間です。

紙粘土などを使用して創作をしていただいています。紙粘土での創作活動は、乾く時間も含めて完成までには1ヶ月くらいかかりますので、意欲向上と継続して通っていただくこと、作品を完成させた達成感を得ていただくこと、自分の頑張りを周りに見ていただくことにより自信を持っていただくこと、そのためにとても効果的なレクリエーションの創作活動となっています。利用者様には、はじめにマイ箸置きを作っていただいています。陶芸用の粘土で成形し、自分のわかる柄を入れていただいて、電子レンジであたためるだけで完成します。意外と簡単に作ることができますが、自分だけの箸置きが施設にあることで「自分もここの一員なんだ」と施設で過ごすこと自体に愛着を持ってくださるきっかけになります。 運動レクも行なっています。利用者様においては、それぞれ体の状態が違いますし、上手い下手でも気が進まない利用者様がでてきてしまいますので、あえてフェアな状態で行なえるようにこちらでも工夫をして実施しています。例えば、ボール遊びは丸いボールではなくてラグビーボールにしています。ラグビーボールのアーモンド形は、投げてもどこに飛んでいくのか読めない分、皆がフェアな状態で遊ぶことができます。そのほかにも、牛乳パックをゴールにしてボールを入れる玉ころがしなどもあります。こちらは、あえて傾斜をつけて行なうことで、投げられない人も置くだけでボールが動かすことができます。こういったさまざまな工夫で、利用者様より「私できないので」と言われることがなくなり、フェアに楽しんでいただけています。 おやつレク、調理レクも行なっています。七草粥を皆で作ったり、苺大福を作ったり、いろいろなものを作ります。知人から梅をいっぱいいただいたら、皆で梅酒を作った年もありました。作った後に「誰が飲むねん！」と突っ込み合いが起き、2年目は梅シロップを作り、夏の水分補給に割ってジュースにしました。いつも利用者様から、朝にリクエストがあり、昼間には調理を開始する。そんなリクエストをすぐに実現できるのも、アットホームな当施設の魅力のひとつかと思います。

できた創作品をご自宅に持ち帰り、ご家族に反応していただいたこともあり、とても喜んでいました。個々の能力にはやはり差がありますので、「難しかったわ」とおっしゃる利用者様もいます。しかし、うまく出来なくても、その過程を楽しんでいただき、生活によい刺激となっていればと思っています。

利用者様の中には、お喋り好きな方もいらっしゃれば、そうでない方もいらっしゃいます。そういった人に関しては、言葉にはできないけれど、訴えかけるような行動や動作などがあります。そんなひとりひとりの動作や感情をサインとしてとらえ、ちゃんと気が付けるようにうなスタッフになってねといつも指導しています。

住み慣れた家で、いつまでも元気な生活をおくっていただければと考えています。見学対応も行なっておりますので、ぜひ気軽にいらしてください。