シエスタクラブ鷺宮

わたし（管理者）が介護業界に入ったきっかけは、父親が病気で倒れたことでした。当時あまりにも不透明だったので、それならば介護の世界に入ってみようと飛び込んだのが始まりです。最初はデイサービスで働き奥深さを感じて社会人大学院で学んだ後、施設運営や施設の立ち上げ等色々と経験していく中で、自分でも事業所を立ち上げたいと思い事業所を設立しました。

１．利用者さまには、施設に来るのではなく知り合いの家に遊びに来る感覚で足を運んでいただきたいです。普通の感覚を大切にし、一軒家をほぼそのまま利用しています（お風呂は福祉用具を入れてあります）。送迎車にはあえて事業所名は入れていません。２．アニマルセラピーとしてここには犬とウサギがいます。犬はわたしの飼い犬で、いつもお出迎えをし、人懐っこいので利用者さまの膝の上で気持ちよさそうに寝ています。はじめは週1日でしたが、今では人気者で週5日出勤しています。３．ここには食事を楽しみに来てくださる方も多いです。おいししい食事は、人を幸せな気持ちにしてくれます。わたしたちが食べておいしいと思える食事を提供したいので、ご飯は炊き立てのコシヒカリ、お魚は築地から仕入れているスーパーで購入しています。４．決まり事をするのではなく、できるだけ自分で自由に選べるようにしています。利用者さまには入所時にやりたいことを伺って、特になければこちらからも提案します。レクリエーションでは、体操・ゲーム・映画・麻雀・脳トレ・編み物・英語の勉強・習字・歌・作品作り・犬やウサギと遊んだりとさまざまです。ご本人がやりたいと思うことを出来るようにするのがわたしたちの仕事です。

わたしたちは、ご家庭での状況など細かく話を聞くようにしています。たとえば、認知症の方で、デイサービスにいるときは落ち着いているが、家にいるときは不穏になる場合があります。こうなると、ご家族の心労がたまってしまいます。家でも落ち着けるためにはどうしたらいいのかもアドバイスしています。

スタッフとは毎朝一緒にコーヒーを飲んでから一日をスタートさせています。はじまりは、わたしがコーヒーを飲むので一緒に入れようかなというところからですが、今ではいいコミュニケーションの場になっています。また、スタッフ間の協力のおかげで、お休みもとりやすい方だと思います。