日生デイサービスセンターきずな

まずは、住み慣れたご自身の家での生活が継続出来るよう、ひとりひとりの方の課題や、デイを利用してどのようになりたいか、ご家族の介護負担を軽減するために何ができるかと言う視点を忘れずに日々の支援に努めております。 デイの中でのケアでは、ご自身の意思や意向を尊重できる様に、参加する活動を選んで頂いたり、介助をさせて頂く前に、「～しても宜しいですか？」と声を掛けて行ける様心掛けています。出身地や仕事などの生活歴を元にした回想法や、趣味活動、馴染みの場所への外出などの活動を行っています。

ご利用者ひとりひとりの出来る動作や、何をどの程度お手伝いをすれば出来るようになるのかを見逃さずに、荷物を棚にしまう動作や、お茶を淹れる事、入浴後にドライヤーをかける事など、ご自身で行って頂き、自立支援に繋がっていける様に努めています。また、趣味や生活歴に着目し、回想法やアクティビティなどの活動を一つ一つ根拠を持てる内容にしています。屋外活動の機会も作り、馴染みのある場所や自然を季節を感じれる場所へ出かけて、認知症の進行が緩和できる支援を目標にしています。

ご家族より（妻）：夫が前頭側頭型の認知症が発症し、近所のスーパーで万引きをしてしまうなどの症状に悩まされ自宅から出る時はつきっきりで見守らなければならない状態でした。そんな中、きずなを紹介して貰い、もともと好きだったギターを弾く時間や歌謡曲を聞く時間を作って貰いました。利用者様の前で披露する時間も作って下さり、本人も他の利用者の前でギターを弾く事に喜びを感じ、自宅で練習するようになりました。今では毎日のように練習をしていて、熱中する物が出来た分、問題行為がなくなったので、良い方向に改善していったと私も思いますし、主治医の先生もそう言って下さっています。

初めは未経験のスタッフが多い為、デイサービスとは？介護保険とは？認知症ケアとは？という基本的な部分から職員同士で検討したり、勉強会を開いたりと一緒に学べる体制になっています。スタッフ同士、声を掛け合いながら協力しており、一緒に成長し合えるチームワークになっています。