デイハウスななくさ

2017年の4月から地域密着型の事業所になり、より利用者様に寄り添った介護ができるようになりました。送迎時間も短縮できる分、利用者様と過ごせる時間が増え、送迎車の中もスペースができ利用者様同士もおしゃべりする事も増えましたのでより仲良くなったり、より利用者様同士やスタッフとの密着度も上がり、目の行き届くサービスの提供や今までできなかったような取り組みができるようになりました。うちは男性の利用者様も多く、また少人数で運営しているので大人数でというのが苦手な方にもとけこみやすく利用していただけると思います。

他のななくさの施設にも共通して言えることなのですが、お風呂も運動もできて、半日の利用もできるので、慣れるまでは半日で、慣れてきてもう少し利用したいとなってきたら一日で、と通われる利用者様がほとんどです。なので半日でも、一日でも利用者様に合わせてご利用していただる事が特徴です。午前中は入浴メインなのでレクレーションなどは午後になるのですが、事前に行事などをお知らせして利用者様が参加したい行事がある日だけ一日で利用することもできます。ご自宅で暇な時間にできる脳トレとして、間違い探しなどの問題を、次にいらっしゃった時の宿題としてお渡ししたりもしています。一ヶ月に一回ほど行うお風呂に柚子やミントを入れる「お楽しみ風呂」や、岩盤浴やお医者様に許可をもらった方限定にはなりますがフットマッサージは男性女性問わずご利用いただいています。近場にはなってしまいますが、権現山の桜が満開になるとお花見をしたり、利用者様のお誕生日には手作りのメッセージカードのプレゼントをしています。豊城のななくさでは遠赤外線の床暖房が設備されているので利用者様のお体を冷やされることなく過ごしていただいています。また、訪問とデイを利用されていた方の体調がすぐれず、デイご利用中も声掛けに対しての反応が普段と違う様子が見られたことがありました。一人暮らしの方でしたので自宅でおひとりにするのは心配ということになり、ケアマネさんと相談してななくさのグループホームのほうに入居していただきました。そして、そのなかで回復してからまたご自宅に戻られて訪問とデイの方に復帰していただくことができました。デイサービスと訪問、ホームで施設のスタッフとヘルパーさんケアマネさんとの連携や、情報共有のサイクルができていいるので、利用者様の体調や様子にいち早く気づくことができ、それに考慮したお手伝いができることが強みでもあります。

利用者様の施設を利用しての一番の変化では、杖で支えてどうにか歩けるような要介護４だった利用者様が要介護１まで回復されたことですね。利用者様自身がリハビリに意欲的だったことも大きいのですが、ななくさは利用年数が長い方も多く、利用者様同士でアドバイスしあったりもあり、ご家族にも歩行が安定するようになってよかったとうれしいお声をいただきました。また送迎時などに、ご家族の方から相談を受けることも多くあるのでアドバイスさせていただいています。

毎月必ずスタッフみんなで会議をして、情報共有ができる場を作っています。スタッフ同士で気づいたことがあればフォローしあうようにしたり、家庭の事情で通勤面で厳しいということでしたらグループ施設内で異動も相談してもらうことができるようにしています。