デイサービスゆうゆうの家

ここでは一番に「退屈させないケア」をモットーにして運営しています。同じ事を何時間も繰り返すと利用者様が飽きられてしまうので、スケジュールの密度を高くし、30分ごとに鳴るチャイムを合図に、スタッフが利用者様に合わせて動くように変化をつけることで、帰宅される時間まで楽しく過ごしてもらえるように工夫しています。デイサービスに通うことで日々のメリハリをつけてもらえるように考えています。

ゆうゆうの家ではハンドラブというタッチケアを導入しています。人にとって「手」というのは脳に直結している部分として、第二の脳といわれています。そこでおひとりおひとりお呼びして、利用者様の手をスタッフの手でオイルなどを使い、やさしく包むようにして触ったりなでたりしながら、今日の体調や気分などのお声かけをするケアを、認知症予防として実施しています。利用者様に親しみやすいよう英語でhand（手）、rub（なでる）ともじって、ハンドラブと呼んでいます。実際、認知症予防として始めたのですが、徘徊される方でこちらのケアをすると、気分を落ち着かれたり、安心されたりと効果を実感しています。また、食事の後に落語の時間を作っています。もとは食後の団欒の時間を設けていましたが、認知症予防には喜怒哀楽を刺激すると良いとの事で、読み聞かせを始めたのがきっかけだったのですが、スタッフが落語を朗読しこれが好評で落語も取り入れるようになりました。利用者様には笑いだけではなく、泣いたり、怒ったり感情移入していただいて楽しんでいただいてます。私自身ギターをたしなんでいたので、童謡や懐かしの歌謡曲などを生演奏で、利用者様と自由に合唱したり口ずさんでもらったりする時間もあります。

スタッフの得意不得意を活かして適材適所で利用者様と接してもらっています。たとえば落語の朗読しているスタッフは、普段はおとなしい雰囲気なのですがいざ台本片手に舞台にたつと、いきいきとしゃべり、利用者様の心をつかむのが上手であったり、スタッフの個性を見逃さないようにしています。施設のプログラムもスタッフのオリジナリティに任せたり、ひとりひとりが積極的、意欲的に声を出すことができる機会も設けるようにしています。

とにかく「退屈させない」デイサービスと自負しています。ゆうゆうの家の密度の高いスケジュールは、さまざまな楽しみに触れてもらえる他には無い施設となっていますので、利用者様には飽きることなく過ごしていただけると思います。